バイザー会議とは
臨床実習指導者会議ともいい、各リハビリテーション専門職の養成施設(専門学校、短期大学、大学)が、臨床実習指導者(バイザー)を招き、臨床実習についての説明会やディスカッションなどを行う会議のことです。
それぞれの学校の規定にもよりますが、交通費の他に謝礼が出たり、お土産があったりしますので若干楽しみなこともあります。
バイザー会議に出る際の服装
もちろん、きちんとした格好で出席するように心がけましょう。
スーツ(場合によってはクールビズで可)、革靴など。
ピアスやネックレスなどのアクセサリーはしない。
指導者という立場であること、他病院も含めて公の場であることを意識していただくとよいでしょう。
バイザー会議では何が話し合われるのか?
基本的には、その養成施設が臨床実習においてどのようなことをバイザーに望んでいるのか、養成施設にはどのような(特徴の)学生がいるのかを説明していきます。
バイザーからは、養成施設の教育体制について、実習前に取り組んでほしいこと、実習中には~なことに苦慮した、などの養成施設への質問や要望などを伝えます。
その他にも、事前に実習に来る学生との面談があったり、養成施設から講義のようなものがあったり、実習の制度や何かしら情報のアップデートがあった場合に発信があったりということもあります。
バイザー会議の開催場所
各養成施設で行われることがほとんどですが、中にはホテルや会議室などを借りて行う施設もありますので、必ず開催場所は事前に確認しておくようにしましょう。
最近は、新型コロナウィルスの感染防止のため、WEB開催も多くなってきております。移動時間が節約できる反面、顔と顔の関係が取りづらくなっているのも現状です。
バイザー会議開催の前に、必ず出席確認がありますので、こちらも忘れず行ってください。
おわりに
臨床実習は医療職種であれば、必ず通ってきた道です。自分たちが学生の頃、いかに指導者へ迷惑をかけたかが分かると思います。
ただし、指導者としてどうかという方も少なからずいたでしょうから、そういった場合には反面教師として学べたと思います。学生によって良い指導者になるためには、自分はこういった指導を受けたかったという理想像を描いてみるといいのではないでしょうか。